それほど多くはありませんが、
「玄米から精米してもらった方が鮮度がいいので」
と、白米で販売しているものを敬遠する方がいます。
「毎日のように少量ずつ精米しているので、気にされることないと思いますよ。」
「玄米で置いているものは、無農薬を中心に、玄米食や分搗き、白米どれにも対応できるものです。」
「白米で置いているものは、まず慣行栽培が中心で、例え減農薬でも、玄米食にするにはモミが残っているなどの問題があるので、白米販売にしています。」
と説明しております。
それに、精米したてが必ず良いわけではありません。
玄米を店頭で精米しますと、
「わぁ~、暖かい。美味しそう!」
と言われますが。
こちらは、出来るだけ、熱くならないように気を配って精米しています。
熱くなりすぎると、食味が落ちると言われています。
どんなに気を使っても、精米したら米の温度が上がります。
ある米屋さんが実験で、
精米したてのお米と
二日ほど寝かして完全に冷ましたお米の
食べ比べを行ったところ、
後者の方が美味しかったという結果になりました。
精米したては、熱によって表面が乾燥しているので、
炊飯前に表面が早く水を吸ってしまい、
芯まで吸水しないうちに、表面ばかりべたべたに
なりやすいというのがその理由でした。
あまり、鮮度信仰にとらわれずに、
必要な備蓄量も考慮して
ゆったりとした気分でお買い物していただければと思います。
コメントする