誕生:1999年
親品種:奥羽341号/山形40号
開発地:青森県 県産業技術センター農林総合研究所
親品種:奥羽341号/山形40号
開発地:青森県 県産業技術センター農林総合研究所
青森県つがる市の葛西さんは、特別栽培(減農薬・減化学肥料)で様々な品種を栽培しています。このお米は、慣行基準から化学合成農薬・化学肥料を五割減らした「まっしぐら」です。
- ●減農薬栽培
- 種籾消毒は、化学合成農薬を使わず、温湯消毒という方法を使います。そして、他の農薬も必要最小限にとどめ、青森県の慣行栽培に対して、7割減を実現しています。農薬は最終の使用を8月20日頃までとし、稲刈りは農薬の最終使用から最低でも25日、通常30日以上経過してからの収穫としています。
- ●地力向上
- 稲わらをすきこみ、循環的な土つくりをします。ただ、稲わら自身の分解に土中の栄養が使われてしまうので、鶏糞有機肥料を追加することで、稲わらの分解と生育後半にじっくり効いてくる追肥効果を狙います。
- ●無理のない乾燥
- 乾燥の仕方もお米の品質に影響します。まず、刈り取り前の田んぼでの乾燥は25から30%を狙います。20%を切るとお米の割れが多くなるからです。収穫後の機械による乾燥では、高温による急激な乾燥を避けて、ゆっくり18%で休止して、半日から2日寝かせます。機械の中では、均一な乾燥になっているとは限りません。また、水分が戻ることもあります。寝かせることで調質してから、再度乾燥して、15%を目指します。二段乾燥と呼ばれています。