ななつぼし
北海道岩見沢市　中西さん

誕生：2003年
空育150号（あきほ）/北海287号
開発地：（独）農研機構　北海道農業研究センター

北海道岩見沢市の中西さんが作る「おぼろづき」。

低アミロース米でありながら、しっとりさっぱりという唯一無二のお米！
低アミロース米の割には、ごく薄く白濁することから、春の夜に霞んで見える「朧月」にちなんで名づけられました。

特徴としては、他の北海道米と比較するとわかりやすいので

• アミロース含量が１３％前後。「あやひめ」よりは少ないが、他の品種よりは明らかに少ない。
  米のでんぷんには、アミロースとアミロペクチンがあります。アミロースが多い→ぱさぱさ、少ないと→粘りがあります
• タンパク質は若干多め。低アミロース米ではない、北海道米より多い。これは、低アミロース米には珍しい。
• 低アミロース米の特徴の一つ、餅米のような白濁した粒、炊飯時の餅臭は、控えめ。薄く白濁する程度。
• 食味は、低アミロース米らしく、粘って、甘く、柔らかく、そして特筆すべきは、くどさがない。しっとりさわやか、という低アミロース米らしからぬ特徴。

中西さんおぼろづき、一体どんなお米？

• 寒暖差のある土地（夜間しっかり休んで、日中たっぷりと光合成）
• 全ての生産過程で、農薬を少なく（通常より7割減少）
• たくさん取れるが食味を落とす窒素肥料も出来るだけ少なく（7割減少）
• 低アミロース米らしい強い粘りと甘み、なのにさっぱり感もある不思議なお米
• そして、元々品種特性として不安定な品質のおぼろづきなのに、中西さんからは毎年安定したお米が届きます。