ゆめかなえ 低グルテリン米 易消化性タンパク質を減らしたお米
厳選された玄米をこだわりの低温精米で仕上げます!
五ツ星・三ツ星マイスターとお好みのお米を探しましょう。
令和七年産 千葉県ゆめかなえ
東金市 鈴木さん
(低グルテリン米・旧低タンパク米)
誕生:2005年
親品種:低グルテリン米品種「エルジーシー1」(母)、「ひとめぼれ」(父)
開発地:千葉県農業総合研究センター
千葉県東金市の鈴木さんは、他の人が作らない品種を積極的に栽培、主に減農薬栽培による米つくりを実践。特にこの「ゆめかなえ」は、販売するための説明が難しいことから生産者が減る一方の中で、開発初年度から途切れることなく継続する技術と覚悟を持っての栽培です。
『ゆめかなえ』系譜と鈴木さんのお米
腎臓疾患等で食事(タンパク質)制限を受けている方の為に開発されたお米です。
(ご注意:必ず担当医及び栄養士の指導の基、お召し上がり下さい。薬ではありません。また、詳しいことはわかりませんが、アミノ酸代謝異常の方には問題があるようです。)
平成17年に新品種に登録された新しい低グルテリン米(かつては、低タンパク米と呼称)です。『ゆめかなえ』は、一般の米と比較して総タンパク質の割合は殆んど同じです。では、何故、このようなお米が以前は低タンパクと呼称されたのでしょうか?
タンパク質には、消化しやすい易消化性と消化しにくい難消化性があります。普通のお米の場合、易消化性が75%くらい、残り25%くらいが難消化性です。『ゆめかなえ』は、この比率を変えて、易消化性が50~60%と少なくなっています。つまり消化されずに排出される量が多い分だけ、体が摂取する量が少なくなるという意味で、「低タンパク米」なのです。そして、易消化性タンパク質の主な成分がグルテリンで、これが少なくなるので「低グルテリン米」と呼ばれています。
今までの食事療法に利用されていたお米というのは、
●米を過精米(50%、通常は10%)したり
●米を酵素処理することにより、タンパク含量を減らしたり
高価でなおかつ食味が落ちるといったものでした。
低グルテリン米は、これまでの特殊な米とは比較にならないほど良好な食味です。「特殊米を我慢して食べていた」というお客様から見本をいただき食べてみましたが、本当にこれを毎日食べるのかと思うと切なくなりました。
上記のように、必ず担当医・栄養士の指導の基で召し上がっていただかなければなりませんが、辛い栄養制限下での食事が少しでも楽しくなることをお祈りします。
『
ゆめかなえ』は、コシヒカリ等の一級柄米と比較すれば若干食味が落ちることは否定できませんが、低グルテリン米開発当初の品種『エルジーシー1』(注意:当店で販売中の
『LGCソフト』ではありません)よりは、良好な食味です。