とある日、突然いただいたお電話。
とある大学の駅伝部の方。
お米を見直したいと。
「ああ、また値上げ通告をされての安米探しか?」
と思いながら・・・
全然違った話でした。
今までも、それなりのお米を使ってきたけれど、
学生の栄養事情、またはその認識をさらに良くしたいので、
一番大事なお米を見直すことにしたと。
思い出したのが、サッカーのジーコとテニスの伊達君子。
鹿島アントラーズの合宿所の玄関わきのソファに寝転ぶジーコ。
何故?
若い選手たちが、コンビニに出かけるのを見張っていたとか。
栄養は、ちゃんと食事でとれ。
休むときは、休め。
ジャンクフードは食べるな。
現役復帰した伊達君子。
若い選手たちの食事事情に愕然としたらしい。
あまりにもひどいと。
彼女は世界を転戦する時、日本のお米と炊飯器を抱えてのロード。
それで、初めて戦えた。
栄養学などを学んでいるはずの若いアスリートたちの意識が低い!
それじゃ、世界で勝てないはずだ。
閑話休題。
それから、何回か、お電話でご相談して、
減農薬の実情(都道府県ごとに基準が違うので、使っている農薬点数を知らないと、意味がない)とか
大量炊飯する際の注意事項、
お米を水に付ける時間や蒸らしの大切さ、
お米保管の問題とか、
随分細かいことまでお話した。
そこから正式にご注文。
監督さんとマネージャーさんまでご来店いただき、
本当はもっと詳しくお話したいけど
限られた時間でのご説明。
お米の低温保管、石抜きから、玄米色選、精米から小米抜き。
後で監督さんの奥さんに伺ったら、
マネージャーさんが選手たちにも必死で色々と伝えているとのこと。
また、冷めても美味しいと、選手たちも食べていると。
実は、前に使っていたより、安いお米なんです。
これで、十分だと思って、ご推薦したので。
ふっと気付いたら、先日、箱根駅伝の予選会。
そう言えば、去年シード落ちしちゃったって言ってた。
無事、予選を通過。しかもかなりの好成績。
監督さんの名前を新聞で拝見して、また感激。
ちょっとはお役に立てたかな