今年の北海道米、ようやくご開帳!
最近の北海道米、元気です。
昔々のまずくてパサパサのお米、というイメージは、
キララ397の登場で 劇的に好転しましたが、
(ところで、雲母の読みがキララなんですね)
新品種に良くある
作り過ぎ→バラつきが大きくなる→全体としての評判を落とす
という一連の流れで一般流通から見えなくなって
もっぱら、牛丼チェーンの御用達となって以降は、
北海道米もあまり話題になりませんでしたが、
ここ数年、
矢継ぎ早の新品種開発と、
生産調整による品質保持が幸いして、
本当に売れる商品となりました。
テレビでは、
「温暖化のおかげで」と言われていますが、
それよりも、
北海道の努力、品種改良だと思います。
今年は、
「ななつぼし」
「ゆめぴりか」
に加えて、
「おぼろづき」
も加わりました。
実は「おぼろづき」は ゆめぴりかより古いんですが (^_^;)
「おぼろづき」は、低アミロース米。
「ゆめぴりか」もそうですが、「おぼろづき」の方が、その程度が強いです。
「おぼろづき」は、約14%、「ゆめぴりか」が15~16%。
ちなみに、コシヒカリで、18%前後。
低アミロース米とは、
簡単に言うとでんぷん質がもち米に近いお米。
でんぷんには、アミロペクチンとアミロースがあり、
もち米は、アミロースがゼロ。
つまり、アミロースが低いほど、もちもちするということ。
「おぼろづき」の食感ですが、
確かに低アミロース米で、もっちもち。
なのに、食味はあっさり。
非常に不思議なバランスです。
普通は、低アミロース米は、くどいんです。味が強い、甘い。
北海道のお米三兄弟、
違いを楽しんでください!