『四季の食だより』(女子栄養大学出版部とお米マイスターがおくる)Vol.12より。
餅を知ろう
2.鏡餅と鏡開き
①鏡餅はなぜ丸い?
お正月の鏡餅は、新しい年の神様(氏神様)の霊が宿る供物といわれています。
神社に祀ってある神鏡など昔から鏡は神様が宿るところとされてきたため、鏡餅は円い鏡を模したとされています。
他にも心臓の形や、人間関係が円満となる象徴など大切に飾られてきました。
②鏡開きを「開く」という理由
1月11日は鏡開き。神様が宿る鏡餅を包丁で切るのは縁や幸を切るなど演技が悪く、また武家では切腹を連想させるため、木槌などで叩いて割り、末広がりを意味する「開く」という言葉をあてるようになりました。
日本古来の伝統行事であるお正月。お餅を食べて、家族みんなでお祝いしましょう。