お米の精米は、毎日が勝負です。
温度・湿度・米の水分などの条件で、同じ生産者・品種でも
精米機から出てくる面(つら)が毎日違います。
面とは、
●どの程度の精米仕上がり(何分搗き)なのか、香りは、
●傷がついていないのか、
●ツヤはどうなのか、
機械から出てくるお米をじっと睨みながら、二つの精米機の
圧力を調整していきます。
と、それくらいならいいのですが、
今日は、なぜか、二品種が
割れる、割れる。
いつもと同じ条件で精米したのですが。
明日、また条件を変えながら挑戦です。
しかし、今日のお米、どうにかしないと、
とても 売れるレベルではない。
ということで、
小米抜き機の網を交換して再調整。
当店では、割れた粒、小さな粒を精米の最終工程で
小米抜きという機械を通して除去します。
しっかし、今日の割れたお米は、とてもこの機械でもとりきれませんでした。
ということで、
中の網を広いサイズに変更。
再度、この機械を通すことで、ほぼ完成。
としたいのですが、
今度は、この大きい網目から落ちたお米には、
良質な粒まで入ってしまいます。
最後に、これを手でふるいにかけて選別します。
ようやく、販売レベルのお米に仕上がりました。
最後は、意地ですね!