2002年に店のHP始めた時の日記みたいなの。
今、読み返しても世の中全然変わっていないなぁ、ということで、再掲。
ちょっと妙なタイトルだけど、これがここ数年の気付き!
知らない人には 「なんじゃ、こりゃ?」だろうけど、これがわかるときっと世の中の見え方が変わってくるはず。 信じるものは救われる。ワタッシヲシンジマッスカ?
「風が吹いただけで、米屋がつぶれる」。米屋の部分に何屋を入れても良いのが、 最近の不景気。とにかく、小売はしんどい。と、ぐずるのはやめにして、本題。
「風が吹けば云々」は落語の話しだったか? 風が吹く→砂が飛ぶ→人の目に入って盲が増える→ 三味線弾きが増える→三味線の需要が増える→町の中の猫が少なくなる→ねずみが増える→ 増えたねずみが桶をかじるので、桶の需要が増える→桶屋がもうかる、こういう話し。
こじつけによる笑い話し、というのが落ちだが、実はこの話し、ここ数年学問の世界で当たり前に なってきている思考方式「複雑系」の見本とも言える。
本家複雑系では、「中国で蝶が羽ばたくと、大西洋にハリケーンが起きる」 なんて言うらしい。またまた、「なんじゃ、こりゃ」かも知れないが。
要するに、世の中は全てがつながっていて、一つの出来事が思いもかけない事態につながる可能性 を持っている。人間の浅はかな都合の良い考え方で、ある問題を解決しようとしても、複雑系では それが予想もしない部分・分野・全体に影響を与えていくので、期待していた結果が得られるとは限らない 。
じゃ、どうすんの?