お祭りの時に、
子供会向けの貸出半纏用意しています。
既に、始めてから15年。
最初は、
「マンションから山車や子供神輿を覗いていないで降りてくればいいのに」
という子供会役員間の会話から。
「地元じゃないから、半纏もないから」
という理由だと判明。
「そうだね、昔は引っ越ししてきても、隣組や町内会が厳然とあって
つき合いが始まって、最初はお隣さんから借りていても、
その内、自前の半纏を作って」
という流れがあったけど、今はそれも無理。
「じゃぁ、自治会でつくるか?」
という流れに。
子供会からのリクエストを町内の長老である親父が受けて、
それを自治会にぶつけてという形式で。
最初は、
「何をやっているんだ?」
といぶかしがっていた近隣の町内も
今では、同様の貸出半纏を作っている。
そうしたら、最近、
「大人用の貸出半纏はありませんか?」
と聞かれることが。
おいおい、
子供は地域の子だから、
地域みんなで世話しましょう、
というのが根底にあるけど、
大人なら、
「あなたは何をGiveするの?」
って話。
J.F.Kennedy じゃないけど、
Ask not what your country can do for you,
but ask what you can do for your country.
なにも最初から、
自治会の総会や新年会、地域清掃や合同防災訓練に
参加してとはいわないから、
せめて、
お祭りの時に、
「お手伝いできることありませんか?」
って、やんわりと参加して、
会所や子供達の世話やらをしてもらえれば。
過去15年に、
お祭りの参加などから始まって、
定年を迎えたりという時期を経て、
当町内の自治会役員になったという方もいます。
そういう無理のない巡り合わせが、
これからも増えていくでしょうし、
そうじゃなきゃ、やっていけない。
いつまでも、
Take することばかりじゃなしに、
Take の前に Give があるということが、
コミュニケーションのベースになってくれればなぁ。
「自治会に入って何かいいことがあるんですか?
何をしてくれるんですか?」
って、堂々と聞く方もいますね。
自分が役員になって、世話をする方にまわるということは
全然、想像もしていないんだろうなぁ。