市内の初めてのお客様。
ご家族が太ってしまい、
出来れば玄米を食べてもらいたいが、
最初は分搗きから、
ということで、五分搗き。
玄米なら、
噛みごたえもあるし、
そんなに食べられないだろうとの配慮。
う~ん、確かに。
でも、
お米で太る
というのは、よほどのこと。
というのは、
奈良時代に、一人五合食べていたという記述があったり、
宮沢賢二の 雨ニモマケズ では、
「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ」
とあるし。
四合で計算すれば、
四合x365=1460合=146升=14.6斗=1.46石≒220kg
現在は、一人年間60kgちょっとですから、
実に4倍近く。
戦後の最高は、113kgだったかな(昭和30年代)?
多少の誇張やアバウトさがあったとしても、
昔の人は、
米くらいしか食べるものがなかったということでしょう。
幕末の武士階級でも、
月に二度くらいしか、
魚を食べなかったというし。
それだけ米を食べても、
当時の日本人がどれだけ太っていたか?
要するに、
太るのは、ご飯(お米)の量に合わせて
脂質をたっぷり摂取するから。
気分として、
ご飯を減らせば痩せる
というのはわかりますが。