米ヌカサラダ油ってご存知ですか?
あまり、スーパーに置いてないかもしれませんね。
輸入原料を使ったサラダ油に比べて、値段が高いし、特売商品にもならないし。
でも、結構、いい物なんですよ、中身は。
以下は、Wikipedia のこめ油ページから。
まずは、概説。
こめ油(米油、こめゆ、こめあぶら) は、米糠から抽出される植物油である。
米糠油(こめぬかゆ、こめぬかあぶら)。英語では rice bran oil という。
日本では主食である米を原料にしているため、原料をほぼ国産で賄える唯一の植物油である。
他の植物油原料と異なり、米糠には油脂分解酵素リパーゼが多量に含まれている。
そのため、原油中の遊離脂肪酸量が多く、酸価 (acid value, AV) が極めて高い。
菜種油原油やトウモロコシ原油のAVが一桁であるのに対し、米原油は20以上になることは普通である。
また、原油は多量のワックス分を含んでいるため、他の植物油よりも強力な脱蝋装置が必要である。
このように、こめ油の精製工程は菜種油や大豆油の精製に比べ手間がかかるうえ、独自の技術や装置が必要である。
そのため、バブル崩壊後、食用植物油会社の再編が進む中でも、こめ油製造各社は独自の地位を保っている。
精製の際に除去された脂肪酸やワックス分、抽出かすである脱脂糠等の副産物は石鹸や樹脂、蝋の原材料や肥料などとして使用されている。
このこともこめ油の製造技術が日本で独自に発達した歴史と無関係ではない。
そして、栄養や特性
脂肪酸組成に占めるオレイン酸の比率が高いことと、ビタミンEを多く含み、加熱による酸化が起きにくいことが挙げられる。
特に後者については、こめ油が製菓業界で歓迎される理由となっており、現在、日本で製造されるポテトチップスのほぼ全量がこめ油かこめ油を配合した油で揚げられている。
揚げ物をしている人が気分を悪くする現象を「油酔い」と呼ぶ。これは油脂を過熱する際に発生するアクロレインと いう物質の作用であるといわれている。
こめ油はこの油酔い現象が起きにくい油とされている。また、揚げる作業が終わったあとに、油を鍋から他の容器に移す 際などの油のキレが良いともいわれる。
これらの現象もこめ油が加熱による酸化が起こりにくいことと関連があると考えられているが、両現象とも科学的には原 因が解明されていない。
また、こめ油は血中コレステロール分を下げる効果が植物油で最も高く、紅花油と混合するとその効果がさらに高くなる。
以上。
ということで、いい油です。
多分、どこの米屋でも売っているので、是非、一度、お試しください
