雑誌『ESSE』の2010年12月号から(監修は齋藤真嗣医師)
鮭やエビに含まれている
アスタキサンチンの抗酸化力にも注目
抗酸化力が強い食材というと、
緑黄色野菜のような植物をイメージする人がほとんどですが、
じつは魚介類のなかにも高い抗酸化力をもつものがあります。
その代表が鮭。
美しいピンクの身は
「アスタキサンチン」という抗酸化物質がつくり出した色。
最近では肌老化を防ぐスキンケア成分としても注目されているので、
その名を聞いたことがある人も多いはずです。
なにしろアスタキサンチンの抗酸化力はとても強く、
ベータカロチンの10倍、
ビタミンEの550倍から1000倍に
相当するともいわれています。
また実際に週1回鮭を食べている人は、
食べていない人に比べて、
脳血管障害を発症するリスクが
4分の1になったという研究論文も出ているほど。
日本の鮭はもちろん、
ノルウェーやアラスカなどの外国産でも
もちろん効果は同じ。
そのほか
エビやカニなどの甲殻類、
イクラ、鯛、イカ、タコなど、
ピンクや赤色の魚介類にも
多く含まれています。