「米スタイル」2012 秋号 Vol.3 より
(発行:日本米国小売商組合連合会 お米マイスター全国ネットワーク)
私がごはん食をすすめる理由①
森谷 敏夫教授(京都大学大学院 人間・環境学研究科)
「糖質カット」ダイエットに潜む危険
特に、脳の唯一のエネルギーになる糖質カットのダイエットでは、
全く、脳のエネルギーが不足することになるで、
生きる為にひたすら眠るようになります。
こんな状態の脳は活動するための燃料不足で
「Oh NO!」と叫んでいるのです。
こんな脳で朝からシャキッと仕事や勉強ができるはずもないのです。
最近の男性サラリーマンも若い女学生さんたちも
「糖質カット」「糖質カット」と念仏を唱えている方が大変多くなりました。
脳の唯一のエネルギーをなぜカットするのか、
我々専門家には全く理解できない現象です。
しかも、お米などの糖質は1gで4キロカロリーしかなく、
脂肪は1gで9キロカロリーもあるのです。
つまり、お米はアジア民族の主食であり、
決して太る食べ物ではないのです。
ご飯は炭水化物で、食べるとブドウ糖を作ることはよく知られています。